イタリアの作家、カルロ・コルローディ(1826~1890)原作の、「ピノッキオの冒険」は、世界中の子ども達に愛された先品です。
ピノッキオの魅力は、何と言っても、物語の主人公によくある、型にはまった模範的な清く正しい青年ではなくて、どこにでもいる、ありふれた、現実の少年の姿にあると言えます。明るくて元気はいいのですが、発達途中のため、わがままで、周りの人々の忠告や意見を聞かず、自分勝手で、勉学の意欲が乏しく、善いことと悪いことの区別もつかず、現実問題につまずいてばかりです。
そんなピノッキオの姿は、辛抱したり、我慢したり、耐えなければならない事に弱く、すぐに目先の楽な方に、便利な方に、得する方に流されがちな現代の子ども達の風潮そのものです。しかし、愛情深いまわりの人々の忠告、指導、激励、慰め等々、善い関わりによって少しずつ成長していきます。本当の人間になるには、何が必要か、何が大切かを感じてもらえたらと、心の糧となるよう祈りを込めて創りました。(トマト座ホームページより)
目の前で生の演劇を鑑賞することでしか味わうことのできない「感動」を堪能ください。また、あわせてバックステージツアーも実施いたします。普段は見ることのないプロの劇団のステージの裏側を見学していただけます。バックステージツアーの申込は定員に達したため締切ました。ご応募ありがとうございました。
子どもから大人までご家族揃って楽しんでいただけるファミリーミュージカル。お得な親子ペアチケットも好評発売中!是非ご家族お友達、お誘い合わせの上お越しください!
チラシPDFデータ表・裏(準備中)
出演者紹介 劇団トマト座 |
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劇団トマト座は1982年、水内壽子を代表に、だんいっせい(日本青少年劇作家会議・日本演出者協会会員)を創造責任者として発足しました。以来、大人と子供が一緒に楽しめる質の高い舞台づくりを目標に、全国の公立文化施設協議会、全国子ども劇場親子劇場、教育委員会主催公演等、北は北海道から南は沖縄まで幅広いスタンスで公演活動を展開してきました。 | |
さて、トマト座という名称の由来ですが、南米ペルーを原産地とするトマトは、荒れ果てた土地にただギラギラと太陽が照りつけるだけという、植物が生息するには最悪の条件の中で、その名の通り(原語で太陽の子どもという意味)太陽のエネルギーを存分に吸収して、おいしくて栄養たっぷりな果実を実らせます。そんなトマトにちなみ、現代を生きる子どもや私たちの演劇活動が厳しい環境や劣悪な条件をものともせず、たくましく豊かに育ってくれることを願いつけられました。 | |
劇団トマト座は、多くの人々の智恵と感性を出し合い、心を通わせ、時間を掛け、汗を流し、協力し合って創り出す舞台芸術を、実演という生の鑑賞方法で、子ども達に体験させる事に、大いなる価値と意義と必要性を確信しています。
(劇団HPより) |