6月16日イベント情報
2012年6月16日(土)
フロアーチャリティコンサートVol.13 「新内~現代に息づく江戸情緒~」
本年1回目のフロアーチャリティーコンサートは「新内」です。
新内とは、浄瑠璃の流派の一つです。文化年間(1804~1818)に2世鶴賀新内という美声の持ち主が現れ、誰もが新内の鼻に抜けるような声を真似る程人気を博したため「新内節」というようになったそうです。

心中ものなどを題材としたその節は悲しみの中にも華やかさがあり、当時の大衆芸能の中心として持てはやされていました。それから浄瑠璃の代名詞と言われるほどの人気を得た新内節は、現在まで脈々とその伝統を引き継いでいます。
当日は重森三果さんの新作新内と、お座敷で演奏される軽めののりの良い「遊び唄」をお楽しみください。
<演目>
新内流し
オリジナル作品「大江山の酒呑童子」
端唄俗曲メドレー
さのさ~どどいつ~かっぽれ~三下がりさわぎ~ほか
※曲目は予告なく変更する場合があります、予めご了承ください。
- 公演日程
- 平成24年6月16日(土) 午後2時開演(午後1時30分開場)
- 会場
- ハーティーセンター秦荘:大ホール前エントランス
- 出演
- 重森三果( しげもりみか ) 個人ブログ「京都から、重森三果。」
- 入場料
- 入場無料
- 主催・共催
- 主催 : 愛荘町文化協会
後援 : 愛荘町、愛荘町教育委員会
協力 : 社会福祉法人愛荘町社会福祉協議会
- 問い合わせ
- ハーティーセンター秦荘(月曜休館・午前9時~午後5時15分) TEL 0749-37-4110
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出演者紹介
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新内 志寿( しんない しず ) /本名 重森 三果( しげもり みか )
新内演奏家・新内志寿として舞踊会や演奏会に出演するかたわら、本名の重森三果で
主に京都で制作されるテレビ番組や映画の邦楽スタッフとして指導、出演、作曲等のほか
古典文学などをもとに脚色・作曲した作品を三味線の弾き語りという形で上演。
また舞台等ではさまざまな他のジャンルとのコラボレーションを積極的におこなっている。
江戸浄瑠璃新内節を研進派初代家元・新内志賀大掾、及び新派家元・富士松菊三郎に師事。
小唄を里園派宗家・里園志寿栄、及び里園志寿華に師事。
NHK邦楽オーディション合格。
ゲスト講師として京都産業大学にて「京都における日本音楽の流れ」を担当。
代表的な古典舞台出演
国立文楽劇場主催「明日をになう新進のための舞踊邦楽公演」
~新内「蘭蝶 お宮口説」 立三味線にて出演~
代表的な参加映画作品
「長崎ぶらぶら節」主演吉永小百合氏に邦楽指導及び演奏出演 「どらへい太」「壬生義士伝」演奏出演
「丹下左膳」和久井映見氏の邦楽指導及びエンドタイトルロールの主題歌を弾き語りで担当
2007年「憑神」2010年「人間失格」にて演奏出演
代表的なディスコグラフィー
コロムビアレコードよりリリース CD邦楽名曲セレクション「新内」三味線・上調子にて参加
DVD「長崎ぶらぶら節」「丹下左膳」
オーマガトキより リーダーアルバム・CD「四条の橋から~みやこ遊びうた~」をリリース
オーマガトキより2008年DVD「重森三果東京公演~みやこ遊びうた~をリリース
舞台公演などの芸術活動について
2005年 京都芸術センターにて「新内の夕べ」を共催
古典の研鑽とともに自らの脚色・作曲で樋口一葉原作「にごりえ」を演劇・舞踏・シタール・現代美術とのコラボレートにて上演
2006年 京都芸術センターにて「声と弦の響き」を共催
ボサノバ・アーティストの中村善郎氏と共演し古典・現代・和洋曲をコラボレートする
2006年 平成19年度京都市芸術文化特別奨励者選考の最終選考6名に残る
2007年 東京こもれびホールにて「みやこ遊びうた」公演
2008年 源氏物語千年紀委員会の後援にて「源氏音かさね」を上演
2008年12月に京都芸術センターにて「望郷センチメントス」を公演
2010年「望郷センチメントス」を東京で再演
オリジナル書き下ろし代表作品
樋口一葉原作「にごりえ」 御伽草子より「酒呑童子」 平家物語より「敦盛」 源氏物語より「源氏音かさね」「望郷センチメントス」(細川周平氏の研究をもとに創作、ブラジル移民の女性の一生を語りと唄・三味線、ボサノバアーティストの中村善郎氏とのコラボレーションにより上演。)
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